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ワールドリーグとは? |
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オリンピック、世界選手権(世界水泳)と並ぶ、世界水球三大大会の1つである
“FINA水球ワールドリーグ”
ワールドリーグは、FINA(国際水泳連盟)主催のもと、4年毎開催のオリンピック、
隔年開催の世界選手権(世界水泳)とは形式が異なり、毎年開催される水球世界一決定戦です。
始めに、アジア・オセアニア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカの各地区にて予選ラウンドが行われ、
各ラウンドの上位国がスーパーファイナルへ進出し、その年の水球世界一を決定することになります。
2009年大会では日本男子チームがアジア・オセアニアラウンドを突破。
念願のスーパーファイナルへ初進出し、世界一を決する舞台で堂々たる戦いを繰り広げました。
初出場にして世界トップチームから勝利を収め、水球ニッポンが世界とも引けをとらないことを
改めて証明しました。世界大会メダル獲得へ向け、再びスーパーファイナルの舞台を目指します。
2013年のアジア・オセアニアラウンドは、ニュージーランド・オークランドにて
5/9~14、開催されます。
男子スーパーファイナルは6/11~16、ロシア・チェリャビンスクで開催されます。
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スーパーファイナル男子メンバー紹介 |
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ポジション |
氏名 |
所属 |
GK |
棚村 克行 |
ブルボンウォーターポロクラブ柏崎/岐阜県体育協会 |
GK |
加藤 廉也 |
早稲田大学 |
FP |
筈井 翔太 |
ブルボンウォーターポロクラブ柏崎/(株)ナチュラルメディカル |
CF |
志水 祐介 |
ブルボンウォーターポロクラブ柏崎 |
FP |
保田 賢也 |
ブルボンウォーターポロクラブ柏崎 |
FP |
大川 慶悟 |
全日体大/日本体育大学助手 |
FP |
竹井 昂司 |
全日体大/タラッサ(スペイン) |
FP |
角野 友紀 |
全日体大/(株)オフィス921 |
FP |
逸見 優太 |
日本体育大学 |
FP |
志賀 光明 |
日本体育大学 |
FP |
江崎 大地 |
ブルボンウォーターポロクラブ柏崎 |
FP |
市川 雅浩 |
筑波大学 |
FP |
荒井 陸 |
日本体育大学 |
FP |
下園 将士 |
ブルボンウォーターポロクラブ柏崎/(株)ブルボン |
チームリーダー:黒田 克己
ヘッドコーチ:大本 洋嗣
コーチ:南 隆尚
トレーナー:瀬川 栄一
帯同審判員:折笠 敬一
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スーパーファイナル海外状況 |
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2013年FINAワールドリーグ・スーパーファイナル男子の海外状況です。
(公益財団法人日本水泳連盟 水球委員会 外国部長・黒田克己氏寄稿)
5/24-27にアメリカ・ロスアラミトスで開催された米州ラウンドでアメリカとブラジルが3勝1敗、
カナダが4敗となりましたが、ブラジルがアメリカを下したのはペナルティ・シュート戦であった為
アメリカが勝ち点でブラジルを上回り、1位アメリカ、2位ブラジル、3位カナダという結果になりました。
ブラジルが2016年リオデジャネイロオリンピックに向けて強化を進めている一方、
カナダは若手チームに入れ替え、発展途上の模様です。
またアメリカも、ロンドンオリンピックのメンバーを2人残したのみで大半を新たな選手に入れ替えています。
この結果、6/11-16にロシア・チェリャビンスクで開催されるスーパーファイナルの
第1ラウンド組合せは下記の通りとなりました。
A組
A1 |
アメリカ |
(米州1位) |
A2 |
モンテネグロ |
(欧州A組1位) |
A3 |
日本 |
(アジア・オセアニア2位) |
A4 |
ハンガリー |
(欧州C組1位) |
B組
B1 |
ブラジル |
(米州2位) |
B2 |
セルビア |
(欧州B組1位) |
B3 |
中国 |
(アジア・オセアニア1位) |
B4 |
ロシア |
(開催国) |
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スーパーファイナル日本対戦スケジュール |
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スーパーファイナル、ポセイドンジャパン男子の対戦スケジュールは以下の通りです。
時間は日本時間です。
(公益財団法人日本水泳連盟 水球委員会 外国部長・黒田克己氏寄稿)
6月11日 18:45 対モンテネグロ
6月12日 17:00 対アメリカ
6月13日 20:30 対ハンガリー
6月14日 準々決勝ラウンド(対セルビア戦)
6月15日 準決勝ラウンド(対ロシア戦)
6月16日 最終順位決定戦(対ブラジル戦)
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スーパーファイナルNews |
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スーパーファイナル現地のニュースを紹介します。
(ワールドリーグスーパーファイナルチームリーダー・黒田克己氏寄稿)
■2013/6/24
■2013/6/19 Vol.2
■2013/6/19 Vol.1
■2013/6/16 Vol.4
■2013/6/16 Vol.3
■2013/6/16 Vol.2
■2013/6/16 Vol.1
■2013/6/15 Vol.3
■2013/6/15 Vol.2
■2013/6/15 Vol.1
■2013/6/14 Vol.2
■2013/6/14 Vol.1
■2013/6/13 Vol.4
■2013/6/13 Vol.3
■2013/6/13 Vol.2
■2013/6/13 Vol.1
■2013/6/12
■2013/6/11
■2013/6/10
■2013/6/9
2013/6/24
1980年のモスクワオリンピックを始め、旧ソ連時代に世界選手権、欧州選手権の
優勝メンバーだったエルキン・シャガエフ氏(豪州でコーチを歴任した後、現在はフリーランス。
一時期慶応大学のコーチの任にもあった)のブログ記事の邦訳です。
『2013年FINA水球ワールドリーグ・スーパーファイナルはロシアのチェリャビンスクで開催された。
チェリャビンスクは南ウラル州にある人口110万人の都市であり、
欧州とアジアの境界にあると共にロシアからシベリアへの入り口でもある。
チェリャビンスクは1890年代迄は小さな町だったが、
20世紀初頭のシベリア鉄道の開通によってロシア中央部、ウラル地方、
シベリアを結ぶ交通の要所となった。
冷戦時代にはこの都市はソ連の防衛産業の要衝として重要な役割を負っていた。
当時ソ連西部から200以上の工場がこの地域に移設され、特に戦車の製造の中心となった。
現在はチェリャビンスク地方の主要都市となっている。
閑話休題、水球に話を戻そう。
8位 - ブラジル:
今回のブラジルチームは2012年のスーパーファイナル出場チームよりは少し強力と思えたが
サッカーと異なり8位に甘んじた。
彼らにとってのベストゲームは優勝候補の1つであるハンガリー戦であり、スコアは4-8だった。
ミルコ・ブラセリッチ(長きに亘りセルビア・モンテネグロ及びモンテネグロの
アシスタントコーチを務めていた)が新たに監督に就任し、
彼の指導の下、2016年リオオリンピックでは注目に値するチームになる事を期待したい。
7位 - 日本:
日本は個人技もさることながら、全体的な攻防についても
そのユニークな戦法で極めて印象深いチームだった。
彼らの種々の成果の中で最大であるのは初日に欧州強豪のモンテネグロと
レギュラータイムで引き分けた後、
ペナルティ・シュートアウトの末16-15で破った事である。
日本チームは一人の強力センターフォワード(志水祐介、25歳)がおり、
彼はディフェンスに対して強力なプレッシャーをかける事が出来た。
一方、彼が出場していない時間帯には日本は動き回る攻撃パターンを採用していた。
その動きで日本は多くの相手退水を誘発したのみならず、多くのアクションゴールも決めた。
志賀光明(22歳)、竹井昂司(23歳)、荒井陸(19歳)は体格こそ大きくないが、
その技術で日本のエキサイティング、且つ観て楽しい水球の攻撃を演出した。
6位 - 中国:
中国は大会序盤で力強いスタートを切り、予選ラウンドでは幾つかの注目すべき結果を出した。
ブラジルを18-3で簡単に下し、地元ロシアとレギュラータイムで引き分けた後、
ペナルティ・シュートアウトで12-11で勝利し、アメリカにはペナルティ・シュートアウトの末
11-13で負けた。
中国は以前ミスの多いチームだったが、今回はより纏まっている様に見えた。
しかしロシアとの二回目の対戦では17-8で大敗した。
5位 - ロシア:
ロシアは準々決勝でのモンテネグロへのペナルティ・シュートアウトによる敗戦で
惜しくもベスト4進出を逃した。
しかしその後、最後の3試合でロシアは継続的な成長を見せた。
このチームは有能な若手を有し、過去の様に世界の強豪であったロシアが復活する可能性を秘めている。
残念ながら今年のバルセロナ世界選手権への出場権は獲得出来なかったが、
出場していれば選手達にとって良い機会だっただろう。
4位 - アメリカ:
アメリカは新任監督であるデヤン・ウドビチッチ(前セルビア監督)の指揮の下での初めての大会だった。
今回はトニー・アゼベド、ジェシー・スミス他のベテランを欠いていたが、
このチームは7月のバルセロナ世界選手権で他を脅かす存在になるという潜在的な力を示した。
アメリカは初日に今回準優勝のハンガリーをペナルティ・シュートアウトの末に破ったが、
3位決定戦に於いてモンテネグロに敗れた。
3位 - モンテネグロ:
モンテネグロは今大会で5人のベテランを欠いていたが、
その中には世界一のセンター・フォワードであるボリス・ズロコビッチと
主将のニコラ・ヤノビッチ(1999年の世界ジュニア選手権(クウェート)でのユーゴスラビアチームの主将。
この大会で豪州チームが準決勝にてユーゴスラビアを破った)が含まれる。
モンテネグロがどういったメンバーでバルセロナ世界選手権に臨むのか分からないが、
上記2名が加わればパワーアップする事は間違いない。
2位 - ハンガリー:
ハンガリーはスター選手が引退した。
タマシュ・カシャス、ゲルゲイ・キシュ、ぺタール・ビロシュ、ゾルタン・セイチ、
アダム・シュタインメッツ他である。
新任監督のティボール・ベネディクにとって新チームを、自らが選手且つ牽引車だった
一世代前のチームと同レベルにするのは容易ではないだろう。
今回のチームは予選ラウンドでグループ2位になり、準決勝でモンテネグロを破るのがやっとだった。
1位 - セルビア:
セルビアはハンガリーとの決勝戦を圧倒的な点差(12-7)で勝利した。
この優勝チームはフィリプ・フィリポビッチ、ヴァニャ・ウドビチッチ、ジブコ・ゴシッチ、
スロボダン・ニキッチらのスター選手によるレベルの高さと正確性により、
今回の参加チームで最上のパフォーマンスを見せた。
今回の優勝は新任監督であるデヤン・サビッチ(往年のスター選手であり、
昨年12月の世界ユース選手権(パース)でセルビアユースチームの監督として同チームを3位に導いた)
にとっては良いデビュー戦だった。』
2013/6/19 Vol.2
大本監督より、今回、応援していただいた皆様へのお礼のメッセージです。
皆様、今回のFINA水球ワールドリーグ・スーパーファイナル(ロシア・チェリャビンスク)に於いて
盛大な応援を頂戴し、誠に有難うございました。
ポセイドンジャパンは昨年4月から「超攻撃型」を目指しております。
又、これはFINA(国際水泳連盟)が目指している、
「大型選手が垂直に立った状態で格闘技的にプレーする水球ではなく、
動きが多くてスピードを重視した知的な水球」という方向性にも合致しています。
今大会で目指した事は、
(1)そういった自分達のプレースタイルを徹底して実行する事
(2)日本代表として世界のトップチームと雖も臆せずに最後迄諦めずに戦うという事でした。
選手達もそれをしっかりと実行してくれ、ご既承の通り
初戦でモンテネグロにペナルティ・スロー戦で勝利し、
第二戦でもアメリカに対して残り40秒の同点時に相手退水を取得し、
通常のセオリーであるタイムアウトからのセット攻撃という戦法を採らずにすぐに得点を狙い、
そこで放ったシュートが相手ゴールのバーに当たって速攻をかけていた相手選手の前に落ち、
相手に決勝点を許すという結果となってしまいましたが、
この積極的なプレーこそ超攻撃型のモットーと考えております。
今大会での日本チームの活躍はFINAのホームページの戦評でも大きく取り上げられ、
皆様もご覧になった様に、ハンガリー、セルビアを本気にさせると共に、
「日本は常に勝てる相手」という過去のイメージを払拭するに至りました。
但し、今回の様に6日間で6試合を連続して戦う、
しかも最初4日間がモンテネグロ、アメリカ、ハンガリー、セルビアという文字通り
世界のトップチームとの対戦で我々が息切れしてしまった事は事実であり、
5-6位決定戦出場を賭けたロシア戦では我々のパフォーマンスを発揮する事が出来ませんでした。
その点も含め、我々が目指している方向性が正しいという点が認識された一方で今後の課題は、
(1)連日試合がある場合の戦い方に更に慣れる事
(2)シュート決定率の向上(特に相手退水時のパワープレー)という事だと考えております。
残念ながら今年のバルセロナ世界選手権への出場権は逃してしまいましたが、
今回達成出来た事、まだ課題が残る事を十分分析・反省の上、
来年のワールドリーグ及びアジア大会優勝、
更に2016年リオデジャネイロオリンピック出場に向けて更に研鑽を積みたいと思います。
皆様引続き応援宜しくお願い申し上げます。
男子日本代表チーム監督
大本洋嗣
2013/6/19 Vol.1
FINA HPに最終戦の対ブラジル戦の戦評が掲載されました。以下邦訳です。
日本は今回のスーパーファイナル初戦でモンテネグロをペナルティスロー戦で破って
全ての人を驚かせ、あと1センチでアメリカに勝つところ迄行った。
多分アメリカ戦の12-12の同点の居面で日本が放ったシュートが違う方向にリバウンドすれば、
このアジア人達の順位は大きく変わっていただろう。
それでも日本は決勝戦を戦ったハンガリーとセルビア双方に対して競り合ったという点に於いて
大きく賞賛される事に変わりはない。
惜しむらくは前半調子良く行っていた対ロシア戦第三ピリオドの停電状態だった。
今日のブラジル戦は4ピリオドで確りと勝つ事が絶対必要なものだったが、
日本は5日間英雄的に戦った後、最終日にそれをきっちりこなした。
日本が勝利するであろう事は誰の目から見ても明らかだった。
事実、日本は開始4分で3-0とリードし、ハーフタイム迄トップギアに上げた。
日本がブラジルを凌駕した事は前半7-2というスコアを見ても明らかだった。
この試合は6日間連続の6試合目であった為、両チームとも後半の燃料切れは已む無い処だろう。
日本にとってはこれ以上ラッシュする必要も無かったし、
ブラジルには第三ピリオドで2つのパワープレーをミスした事からも明らかな様に
前日の対中国戦の後半で見せた様な反撃を再度行う事は出来なかった。
更に筈井翔太のアクションゴールが得点差を8-2に拡げた。
ブラジルも最終ピリオドに2得点を挙げたが、
日本も大川慶悟の素晴らしいシュートで9-4と試合の決着を付けた。
試合は午後3時に終わったものの、日本の竹井昴司が
この試合での2点を加えて総得点17点という素晴らしい成績を挙げた為、
彼はこの夜の閉会式に出席した。
大本洋嗣(日本監督)談:
今日は試合前に選手達にブラジルは掴む、押さえるといった挑発行為が多く、
少々ラフなのでそういった挑発行為に乗らずにクールに行けと指示した。
次に言ったのは我々が体力的にも遥かに勝るのだから泳ぎ続けろという点である。
選手達はそれをきちんとやってくれた。
トーナメント全体について言えば、今回の様な6日間で6試合連続という経験はした事が無かった。
但し、我々は世界のトップチームと確り戦える事が分かったと同時に課題も浮き彫りになった。
ロシアを破って我々の永遠のライバルである中国と5-6位決定戦を戦いたかったが、
ロシアに負けてしまった。それでも全体的な結果には満足している。
今回の大会を通じて我々の課題も明確になった。
我々の選手達は今後2年間で身長が20cm伸びる訳ではないので
別の方法でトップチームに近付く事を考え、練習を重ねる必要がある。
エイドリアン・デルガド(ブラジル選手)談:
我々は長旅をしてここ迄来ただけではなく、直前に国内選手権があった為、疲れていた。
我々の殆どが国内選手権で5日間に8試合を戦い、それからスーパーファイナルに向かった。
そんな訳で我々のプレーのレベルはベストでは無かったが、何とか頑張った。
ロシア、ハンガリーとのタフな試合をこなし、中国とは2ピリオド接戦して今日に至った。
今後我々がしなければならない事は練習を重ね、我慢する事を身に付ける事だ。
2013/6/16 Vol.4
本日行われたワールドリーグ・スーパーファイナル最終戦(7-8位決定戦)に於いて
日本はブラジルを9-4で破り、2009年と同様に7位となりました。
ブラジルは意図的・挑発的に掴んだり押さえたりしてくるので、
そうした挑発に乗らず、自分達の水球を確りやろうという大本監督の指示に基づき、
日本選手は淡々と速攻をかけて第一ピリオドを4-1でリード。
第二ピリオドに入っても粘り強いディフェンスと棚村の好守で相手の得点を1点に抑える一方、
速攻とパワープレーで3得点を挙げ、ハーフタイムで7-2とほぼ試合を決めた。
後半は日本も速攻を出すもののシュートが決まらず、
第三ピリオドと第四ピリオドの得点は1点ずつに留まったものの、危なげ無く9-4で勝利を治めた。
|
1P |
2P |
3P |
4P |
Total |
日本 |
4 |
3 |
1 |
1 |
9 |
ブラジル |
1 |
1 |
0 |
2 |
4 |
得点者:竹井2、筈井2、大川2、志賀1、保田1、角野1
2013/6/16 Vol.3
本日が今大会最終日で日本は7-8位決定戦をブラジルと戦います。
ブラジルは長年水球を続けていますが、米州ではアメリカ、カナダの影に隠れて
余り主だった国際大会への参加実績がありません。
最近の主要国際大会への出場は2009年ローマ世界選手権ですが、
それもアメリカが2008年北京オリンピックで銀メダルを獲得し、
それで翌年の世界選手権出場枠を得た為、
米州2チームの枠をカナダと次位のブラジルが獲得した為です。
又、2009年迄日本代表監督だったゴラン・サブリッチ(クロアチア)が
2010年にブラジル監督として引き抜かれ、日本との契約を破棄した事も記憶に新しい処ですが、
彼は結局2年で解任され、現在はモンテネグロ代表チームのアシスタントコーチを長く務めた
ミルコ・ブラセリッチ氏が監督を務めています。
2016年のリオ五輪のホームチームであるブラジルですが、
チームのレベルとしてはまだ発展途上にある様に思えるものの、
今大会では強豪国とも接戦を演じる等、力を上げて来ています。
FINA HPのインタビューでブラジル選手が
印象的なコメントしているのでその一部をご紹介致します。
「自分達はまだまだ発展途上だが、リオ五輪に向けて準備し、
ブラジルでの水球の知名度を上げなければならない。
それは我が国のサッカーチームとは異なる目標である。
その為にも確りと規律を守り、ディフェンスの精度を上げていかなければならない。
監督も常日頃言っている様に、それに尽きる。」
ポセイドンジャパンは最終日の今日、再び素早く、
止まらない動きでブラジルを圧倒して欲しいものです。
皆さん、最終日の応援宜しくお願いします。
試合は日本時間の17:00開始です。
2013/6/16 Vol.2
6月15日の対ロシア戦の戦評(FINA HP)の訳をお伝え致します。
最初の2ピリオドは通常通りのパターンで仕事が進んだ。
お互いに得点を重ねるパターンである。
ただ、ロシアの方が第一ピリオド、第二ピリオドとも分が良かった。
ロシアは第一ピリオド残り6秒で得点して4-3でリードし、
第二ピリオドも残り46秒に得点してリードを6-4と拡げた。
日本はこのピリオドの終盤でパワープレーをミスしたが、
その時点では普段と変わりが無かった。
第三ピリオドに起こったのは日本にとって極めて珍しい事象だった。
突然全てが上手く行かなくなり、まるで停電の様だった。
ロシアは最初の3回の攻撃で3得点し、日本はその後2つのパワープレー、
ペナルティスロー、そして1-0の速攻をミスした。
このピリオドでロシアは更に3得点を挙げ、アジア人達は全く集中を欠いてしまった様に見えた。
恐らく決勝で対戦する両チーム(ハンガリー、セルビア)と連続して対戦した事による
代償だったのかも知れない。
日本はホストチームのロシアが進撃し続けるのを許してしまった。
タイムアウトを取って流れを変える手もあったかも知れないが、彼らはそうしなかった。
第四ピリオドに入って息を吹き返した日本は同ピリオドを3-1とリードして幾ばくかのプライドを保った。
大本洋嗣(日本監督)談:
我々の選手は疲れており、特に第三ピリオドに主としてディフェンス、
しかしほぼ全ての部分で集中力を欠いてしまった。
彼らは5日連続してこの様なタイトな試合を戦うという経験をした事がないが、
それでも前半は泳ぎ続けて得点を挙げる事が出来たものの、
第三ピリオドに入ってプレーのレベルが落ちてしまった。
我々はこの様なトーナメントをどう戦うかという事について更に経験を積む必要がある。
トーナメント初期は誰が予想したであろうより日本の出来栄えが良かった訳だが、
中盤・終盤にかけてエネルギーを使い果たしてしまい、
最も重要なたすき掛け順位決定戦で力を発揮出来なかった。
選手達もこの事に気付き、今後更にハードな練習を積む必要を実感していると思う。
セルゲイ・リスロフ(ロシア選手):
昨日の敗戦(訳者注:モンテネグロにPT戦で敗戦)が今日の糧になったと思う。
もうプレッシャーはなくなり、リラックスして試合に臨めた。
日本は序盤強かったが、我々は何とかそれをしのぎ、
第三ピリオドになって得点を重ねられたので極めて楽になった。
ただ、我々は今回ベスト4を目指していたので、その点においては満足していない。
我々は色々な点、特にディフェンスを強化する必要があるが、
皮肉な事にディフェンスは昨日の方が今日より遥かに良かったのではないかと思う。
2013/6/16 Vol.1
6月14日の対セルビア戦の戦評(FINA HP)の訳をお伝え致します。
日本は予選ラウンドでモンテネグロをPT戦で破り、
アメリカにも勝ちそうになるという驚きをもたらしたが、
強豪セルビアに屈して結局Aグループ4位に終わってしまった。
水球を良く知る人々は口を揃えてセルビアが現在世界最強のチームだと言うが、
そのセルビアは日本にセルビアを破るなどという明るい期待を抱かせてはくれなかった。
しかし、そのセルビアでさえも何故モンテネグロとアメリカが
日本との試合で苦労したかという一端は知る事になった。
セルビアの選手は日本が得点を重ねるのを見て自分の目を疑っただろう。
日本は第二ピリオド中盤迄5回に亘ってセルビアをリードし、
セルビアが日本を追い駆けなければならなかった。
セルビアの波が押し寄せたのは5-5と同点になった後、
セルビアのセンターフォワード、スロボダン・ニキッチが
初めてセルビアがリードする一点を叩き込み、
日本がその次のパワープレーをミスした後にドゥサン・マンディッチが7-5とリードを拡げたが、
ここがターニングポイントだった。
日本も必死に頑張ったが、連日の消耗戦で疲れていたと思われる。
実際にハンガリー、セルビアというトップチームと連続して試合が出来るというのは
水球界にいる者にとって大きな夢以上のものがあるのだ。
セルビアの大型センターフォワード、ニキッチはその体躯を利して
このトーナメント記録となる1試合6得点を挙げた。
前半を7-5でリードしたセルビアは後半は7-3で仕上げ、準決勝進出を手にした。
デヤン・サビッチ(セルビア監督)談:
日本は自らの質の高さを証明した一方で、我々はまだ準備の初期段階である。
だからこそ前半は均衡した試合展開となったが、後半になって我々は自分達のペースを取り戻し、
通常通りの仕事が出来た。
大本洋嗣(日本監督)談:
今日はセルビア、昨日はハンガリーが相手であり、
我々の選手は疲れ切って朝ベッドから起きられないのではないかと思った程である。
セルビアは素晴らしいチームであり、そこから試合全般を通じて退水を誘発出来た事は成果だと思う。
しかしながらパワープレーの決定率が低く、これを向上する事が今後の課題である。
総じて言えばチームの出来栄えには満足している。
数年前であれば我々の選手達はセルビアの選手と一緒に写真を撮ってサインを求めていただろうが、
今はセルビア及び他の強豪チームとも実際に戦う相手となって来た。
2013/6/15 Vol.3
本日の順位決定ラウンドで日本は7-13でロシアに敗れ、
最終日の明日ブラジルと7-8位決定戦を戦います。
第一ピリオド開始直後、竹井が速攻を決めてリード。
ロシアは大型センターフォワードを軸とした攻撃で反撃。
日本は速攻及びそれからの展開で相手退水を誘発しての得点、
ロシアはセンターを軸とした攻撃とお互いの持ち味を活かした展開で3-4で第一ピリオド終了。
第二ピリオドも同様の展開が続き、4-6とロシアがリードしてハーフタイム。
又、センターバックの保田が第二ピリオドで3パーソナルファウルによる
ゲームエクスクルージョンとなった。
第三ピリオドに入って日本の攻撃時の動きが止まり、
余裕を持ってディフェンスしたロシアが連続して得点。
大本監督の指示を受けて日本も攻撃時に動き出し相手退水を誘発したが、
得点には至らず、ペナルティースローも失敗し、このピリオドは0-6。
もう一人のセンターバックである大川も第三ピリオドで3パーソナルファウルで
ゲームエクスクルージョンとなり、市川がセンターバックにコンバートされる。
第四ピリオドに入って日本のお家芸であるモバイル攻撃が復活し、
相手退水を5本、ペナルティーファウル1本を誘発、3得点したが時既に遅し、7-13で敗戦した。
この試合の前にモンテネグロ、アメリカ、ハンガリー、セルビアという
文字通り世界のトップチームと戦って来たので選手も疲労困憊ですが、
こういう大会では順位が決まる最終段階が最重要である事を再認識し、
更に強化したいと大本監督も試合後のインタビューで語っていました。
又、パワープレーの決定率が25%に留まった事も課題です。
|
1P |
2P |
3P |
4P |
Total |
日本 |
3 |
1 |
0 |
3 |
7 |
ロシア |
4 |
2 |
6 |
1 |
13 |
得点者:竹井3、志水2、志賀1、筈井1
2013/6/15 Vol:2
本日6/15の5-8位ラウンド(5-6位決定戦進出をかけた試合)の
対戦相手であるロシアに関する情報です。
ソ連時代はオリンピックでも上位を占める事が多く、1972年ミュンヘン、
1980年モスクワで優勝、1960年ローマ、1968年メキシコで銀、
1956年メルボルン、1964年東京、1988年ソウルで銅メダルを獲得しています。
ロシアになってからは2002年ワールドカップで優勝、
2004年アテネオリンピックで3位、
そしてワールドリーグでは初回の2002年に優勝していますが、
アテネオリンピックの後は低迷を続け、この処は世界選手権にも出場出来ず、
2012年の欧州選手権への出場権も獲得していません。
しかしながら最近石油・ガスを主軸とする天然資源からの外貨収入を通じて
国力を上げて来ている事もあり、ソチ冬季五輪のみならず、
今年のユニバーシアード、2015年の世界水泳選手権(共にカザンで開催)と
スポーツ大会開催にも力を入れています。
水球については女子は常に世界のトップに位置し、
今年のワールドリーグでも中国と決勝を戦い、惜しくも銀メダルとなりました。
そうした状況でロシア男子については最近の主要国際大会に出場していない事もあり、
個々の選手に関する情報は無いのですが、
今大会の戦い振りを見ていると大型センターフォワードを軸とした攻撃を主軸としたチームです。
ポセイドンジャパンとしてはこういう相手こそ得意の豊富な運動量で圧倒したい処です。
今日の試合スケジュールは下記の通りです。
中国 対 ブラジル (5-8位決定ラウンド:勝者が5-6位決定戦へ)
日本 対 ロシア (同上)
モンテネグロ 対 セルビア(準決勝)
アメリカ 対 ハンガリー (準決勝)
2013/6/15 Vol.1
6月13日の対ハンガリー戦の戦評(FINA HP)の訳をお伝え致します。
Aグループの最初の2日間は3試合がPT戦、1試合が残り1分で1点差が付くという
僅差の試合ばかりだったが、3日目は強豪が順当に勝利した。
モンテネグロがアメリカを確りと討ち取った後、
ハンガリーは日本に一瞬たりとも試合を支配するチャンスを与えなかった。
ハンガリーは日本の最初の2試合の戦い振りを確りと分析し、
日本を倒す手段は体格差を利用してプレッシャーをかけるという判断をした。
技術で遥かに勝るとは言わないが身長・体重共に日本を遥かに勝るハンガリーは
確りと仕事をし、結果を出した。
ハンガリーはディフェンスで極めてタイトなプレスをかけ、
攻撃でも体格差を利用して第一ピリオドを3-0でリードした。
得点の殆どがセンターフォワードのバラス・ハライ
(身長・体重共に日本のディフェンダーよりより30単位多い)による
退水かペナルティ・ファウルの誘発、或いは彼からの巧みなパスアウトを起点とするものだった。
しかし日本も持ち前の粘りで2-6から更にはハーフタイムでは4-6に追いすがり、
第三ピリオドではパワープレーも決めた。
しかしハンガリーはそれ以上の追随を許さず、デネシュ・バルガの素晴らしい個人技による得点が
ハンガリーに再び調子を取り戻させ、日本の夢を断ち切ろうとした。
日本はそれから更に5-7に詰め寄ったが、ベンス・バトリのアクションシュートが日本の勢いを止めた。
第四ピリオドではハンガリーは持ち前のユニークな技術を披露し、
彼らの最後の2得点は今シーズンのベストショットに加えられるだろう。
ティボール・ベネディク(ハンガリー監督)談:
これは我々にとって予選ラウンドで上位を確保する為に勝たなければならない試合だったが、
簡単な試合では無かった。我々は事前に日本の2試合を視察出来たので非常に助かった。
日本は10年前であれば勝って当然という相手だったが、
ここに来て遥かにレベルが上がって来た為、日本を見る目を変えたし、
事前に偵察出来た事が大きい。
日本のプレースタイルは我々が日頃多く対戦しているヨーロッパのチームとは全く異なるので、
日頃とは異なるゲームプランを立てる必要があった。
私の選手達はその仕事を確りやってくれ、ディフェンスでは強力なプレスをかけ、
オフェンスでは圧倒的な体格差を利用出来るセンタープレーを利用して得点を狙った。
大本洋嗣(日本監督)談:
ハンガリーはディフェンスで強力なプレスをかけてきた為、
我々は攻撃で通常の動きが出来なかった。
ハンガリーは日本に対して何をすべきかを確りと準備して実行して来た為、
我々もお家芸の動きで対応しようとしたが、何度も動きを止められ、動きまくる事は容易ではなかった。
しかし、王者ハンガリーが日本を危ない対戦相手と位置付けてこれだけ真剣に戦ったきた事は
我々にとって誇りであり、我々はどの相手にとっても真剣に戦おうとするチームになったと言えよう。
ミクロシュ・ゴルナジー(ハンガリー選手):
非常に良い試合だったと思うし、日本に賞賛を送りたい。
彼らは常に非常に良い判断をし、技術レベルも非常に高くエキサイティングな水球をしている。
足りないのは体格だけだ。彼らは平均160-170cmの身長で(訳者注:そこ迄小さくはありません・・・)、
これは水球をする上で極めて不利である。
しかしそれでも彼らがモンテネグロとアメリカと対等に戦った事は事実であるし、驚きではない。
我々はそれら2試合で日本を確りと分析し、その結果立てたゲームプランを確りと実行した。
今日勝てたもう1つの理由は我々が毎日向上して来れた事だと思う。
2013/6/14 Vol.2
本日行われた対セルビア戦で日本は8-14で敗れ、
明日はこれから行われるモンテネグロ対ロシアの敗者と5-6位決定戦進出を賭けて戦います。
日本は開始直後にいきなり相手のペナルティーファウルを誘発し、
これを竹井が決めて先制。
セルビアは早い球回しで速攻、ミドルシュート、パワープレーで得点するが、
日本も速攻で筈井、竹井が得点し、第一ピリオドは3-3の同点。
第二ピリオドはセルビアがエースセンターフォワードのニキッチが
日本のセンターバックを上手くかわして3得点を挙げ、
左腕マンディッチのフリースローシュートも決まって4得点。
一方、日本も速攻から相手の退水を誘発し、荒井、志賀が得点して5-7でハーフタイム。
第三ピリオドはラリーが続き、日本は市川が速攻で得点するが、
セルビアも再びニキッチのセンターショットで加点し、
日本の速攻でのシュートミスから主将ウドビチッチが速攻で得点し、6-9で最終ピリオド入り。
第四ピリオドに入り、日本のセットオフェンスのパターンを読んだセルビア防御陣の
センターへのドロップバックが速く、厳しくなり、日本が攻めあぐむ中、
セルビアはミドルシュート、センターショット、ペナルティーシュートで加点。
日本は竹井が速攻で2得点したが及ばなかった。
日本はこの試合でも豊富な運動量で相手退水を9本、
ペナルティーファウルを1本誘発したが、パワープレーでは2得点。
世界一の対パワープレー防御率を誇るセルビア相手ではあるが、
パワープレーでの得点率向上が日本の課題である。
しかし、日本の素早い動きからの相手退水誘発、
シュートには会場からも多くの声援が寄せられた。
|
1P |
2P |
3P |
4P |
Total |
日本 |
3 |
2 |
1 |
2 |
8 |
セルビア |
3 |
4 |
2 |
5 |
14 |
得点者:竹井4、志賀1、筈井1、市川1、荒井1
2013/6/14 Vol.1
Water Polo Developmentという水球関係サイトに
今回の日本の活躍が報じられていたのでご紹介致します。
日本はワールドリーグで大きな驚きを世界に与えている。
最近のアジア選手権で日本チームを見たイアニス・ジアノリス氏
(訳者注:ギリシャの水球コーチで情報収集・分析を広く進めている仁)にその内容を聞いてみる。
今回のスーパーファイナルの最初に2日間での日本チームの活躍は驚くばかりだ。
というのは過去モンテネグロ、アメリカとも日本にとって手が届く相手では無かったからである。
又、昨年11月のアジア選手権では日本は中国、カザフスタンに次ぐ3位だったものの、
その時から現在の萌芽は見られた。日本チームは現在水球界が目指している方向性
(訳者注: FINAが目指しているのは身体が垂直の状態でのレスリング的な動きを減らし、
よりスピーディー、ダイナミック、知的で、且つ観客に分かり易い水球)に沿った非常に良く、
且つダイナミックなプレースタイルの要素を備えている。
今回の初戦が良い例だ。
確かにあの日はモンテネグロにとって調子が良い日で無かったのかも知れない。
然し、翌日の対アメリカ戦で日本の力は証明されたと言えよう。
この日本の活躍は現在水球界が目指している方向性に関して極めて重要なニュースであり、
今回スーパーファイナルの残りの試合を日本がどう戦うか、非常に興味深いところである。
2013/6/13 Vol.4
今日のハンガリー戦は相手の徹底したプレスディフェンスにより
日本得意の動きが封じられ、5-11で敗れました。
この結果Aグループ4位となり、明日の準々決勝でBグループ1位のセルビアと対戦します。
ハンガリーは得意の速攻からの早いパス回しで
センターポジションにボールを集めて日本の退水を誘発し、
パワープレーで得点する事に加えて、日本がセンターポジションにドロップバックすると
素早く逆サイドに展開してミドルシュートを打って来るという攻撃で、
中々日本にディフェンスの的を絞らせてくれない。
又、隙があると見るとすぐにシュートを打って来ます。
第一ピリオドはパワープレーで1点、ミドルシュートで2点取られて0-3のスタート。
第二ピリオドに入って日本もエンジンがかかり始め、
速攻で3点(大川、志賀、筈井)、速攻からの早いセンターへの配球で
相手ペナルティーファウルを誘発して竹井がペナルティースローを決め、
このピリオドは4-3でリードし、4-6で後半へ。
但し、ハンガリーも第二ピリオドの3得点はパワープレーが1点、
素早いセンターへの配球からペナルティーを取得する等、
日本へのボディブローを効かせて来た。
第三ピリオドはお互いにラリーが続き、日本はパワープレーで志賀が1点、
ハンガリーはセンターショットとミドルシュートで2得点。
第四ピリオドに入り、日本のディフェンスがセンターを中心にカバーすると見るや
フリースローシュートで得点して来るという具合で隙が無い。
日本はドライブを多用してこうげきを仕掛けるが
ハンガリーのボールへの集散が早く得点を挙げる事が出来なかった。
敗けはしたものの、強豪ハンガリーをして真剣に徹底したプレスディフェンスを
させた日本の健闘も評価されよう。
|
1P |
2P |
3P |
4P |
Total |
日本 |
0 |
4 |
1 |
0 |
5 |
ハンガリー |
3 |
3 |
2 |
3 |
11 |
得点者:志賀2、竹井1、大川1、筈井1
この結果により 予選ラウンドA組順位:
1位 ハンガリー 勝点 6
2位 モンテネグロ 勝点 5
3位 アメリカ 勝点 5
4位 日本 勝点 2
(2位と3位は直接対決結果により決定)
明日はB組1位のセルビアとの対戦です。
2013/6/13 Vol.3
FINAホームページに掲載されているアメリカ戦の戦評です。
この試合は両チームがリスクを恐れずに伸び伸びとプレーした素晴らしい試合だった。
現在の水球はともすればディフェンスが強調される事が多いが、
この試合に限って言えば両チームとも積極果敢に攻撃をしかけて素晴らしいゴールを挙げたし、
特筆すべきはその多くがアクションゴールであり、観客へのアピール度が高かった事である。
立ち上がりは日本の方が良かった。
1-2とリードされた後、3連続得点して4-2と逆転した。
然しアメリカも第二ピリオド序盤で4-4の同点に追い付いたもののその時間は長くはなく、
日本が再び3連続得点を挙げ、第二ピリオド残り1:29で7-4とリードした。
アメリカはその後35秒でコルコバン、その後ワイゴが共にパワープレーで得点し、
7-6でハーフタイム。
後半も同様の展開でアメリカがバックナーのアクションゴールで7-7の同点にすると、
日本のジェットコースターの様な攻撃も止まらず、再び2回に亘りリードし、
一時は10-8と2点差を付けた。
然しアメリカの第四ピリオドに入って反撃を繰り広げ、試合時間残り2分で11-10と逆転した。
それからは再び日本の番だった。二回に亘り同点に追い付き、
志賀がこの日5点目のゴールを挙げて12-12となった。
そして残り1分で自陣からの速攻で相手退水を誘発し絶対のチャンスを掴んだが、
パワープレーでのシュートが惜しくもバーを叩き、
そのリバウンドボールを取ったアメリカの速攻でワイゴが得点してアメリカが13-12で決着を付けた。
結局1点差の試合をアメリカが制したが、この試合はどちらが勝ってもおかしくなかった。
デヤン・ウドビチッチ(アメリカ監督)談:
私は監督に就任して2週間しかこのチームを見ていないし、チームも新たに編成されたので、
選手達にもまだ時間が必要だ、プロセスを省略して一度に全ての事をやるのは難しいと伝えて来た。
現段階ではまだミスが多いが、我々は2016年を目指してスタートを切った処であり、
これから新チーム及び新システムを構築して行く。
その意味ではこれ迄の2試合で我がチームが見せたパフォーマンスには満足している。
大本洋嗣(日本監督)談:
我々は出来る事、すべき事を全てやった積もりだが、
アメリカは昨日の我々の試合を見てより日本対策を講じていた。
我々はここに素晴らしい試合をする為に来ており、同時に失うものは無いので、
その吹っ切れた気持が我々の試合を見て楽しいものにしているのだと思う。
我々が勝てたチャンスは十分にあったと思うし、
その意味では最後のパワープレーをもっと慎重に進めるという手もあったが、
それは我々のやり方ではない。
うちの選手はボールを持って相手ゴールに向かい、シュートチャンスがあると思ったので狙った迄だ。
彼はミスしたが、それはそれで構わない。
ジャンソン・ワイゴ(アメリカ選手):
我々は自分達の水球をやって勝つ事が出来た。偶々自分が決勝点を入れたが、
それはチーム全員の努力によってもたらされたものである。
我々は発足後3週間の新しいチームであり、
監督も代わったので現時点でベストの状態とは言えないが、
それでも勝ちは勝ちであり、全員がその目的の為に貢献した。
ロンドンオリンピック迄プレーしていた代表選手の多くが引退し、
この大会は我々にとってチーム構築の為であるとも言えるし、
我々にとって全てが経験と勉強である。
2013/6/13 Vol.2
今日のハンガリー戦の見所です。
水球を国技とするハンガリーはオリンピックで最多の金メダル獲得を誇り、
特にシドニー、アテネ、北京の三大会連続金メダルを獲得した事は記憶に新しいところです。
昨年のロンドンオリンピックではベテランに依存し過ぎた事もあって5位となったが、
その後長年代表監督を勤め、オリンピック三連覇の立役者だった、デネス・ケメイン監督が引退し、
後任の監督にはオリンピック出場5回、三連覇のメンバーだったティボール・ベネディク氏が就任した。
今回スーパーファイナルに出場しているメンバーもGKのナジ、バルガ兄弟、
左腕のエースシューターであるマダラシュ、センターバックのホジナンスキー、
祖父から三代目のハンガリー代表となっているシーボシュと北京オリンピックの金メダリストが
6人揃っています。
ハンガリーの持ち味は、子供の頃から水球に親しんだ経験に基づく素早い判断と
創造力溢れる多彩なシュートです。
特に帽子10番のデネシュ・バルガ(弟)と帽子6番のホジナンスキーのシュートは素早く、
多彩であり、又、帽子12番センターフォワードのハライは巨漢で
日本のディフェンスにとって大きな脅威です。
ポセイドンジャパンは豊富な運動量と執拗なディフェンスで、
どれだけ相手に余裕を持ってシュートを打たせないかが試合を進める上での鍵となるでしょう。
ハンガリーも日本のこれ迄の2戦を見て侮れない相手だと意識してかかってくる事は必至です。
発展を続けるポセイドンジャパンにとって相手にとって不足は無いというよりも、
どこ迄チャレンジ出来るかという試金石の試合である事は間違いありません。
今日も日本を代表しているという意識の下、大本監督以下眦を決して全員で戦って参ります。
日本からも現地のポセイドンジャパンメンバーに強く熱いエールを宜しくお願いします。
日本時間20:30より試合開始です。
2013/6/13 Vol.1
FINAホームページに掲載されている戦評及びドイツのネット水球マガジン”Water Polo World”に
掲載された日本チーム関連記事です。
●FINA HP記事(6月11日の試合に関して):
チェリャビンスクでの初日がなんと凄い日だった事か?
日本がモンテネグロを破ったのはスーパーファイナルの歴史で最も大きな番狂わせだろう。
それはペナルティシュートアウトを経てではあったが日本にとって歴史的な勝利だった。
日本がモンテネグロ(ロンドンオリンピック4位、2012年欧州選手権2位)の様な欧州トップチームを
破ったのは当然初めてである。
同じAグループではアメリカがハンガリーをペナルティ・シュートアウトで破り、これも少し驚きではあった。
当日の第一試合ではセルビアが素早く3得点したが、この第二試合も同じ様な展開だった。
3回の攻撃で3得点… ただ、誰がそれをやったか想像出来るだろうか?
そう、モンテネグロではなく、それをしたのは日本だったのだ。
恐らく誰もが驚いただろうが、最も驚いたのはモンテネグロ選手だっただろうが、
アジア人は素晴らしいシュートで3得点した。
そしてそのショーは続き、第一ピリオドは日本が5-2でリード。
第二・第三ピリオドではモンテネグロが秩序を取り戻した様に思えた。
彼らはディフェンスを強固にし、パワープレーでの強力なシュートや5mシュートと
通常のパターンで得点を重ね、第三ピリオドの途中では日本に得点を許さない6連続得点を挙げて
8-5と逆転した。
尚、日本はこの間にペナルティ・シュートを1本放ったが、それをミスしていた。
然し日本は突然復活し、大川と竹井が32秒間に連続得点して7-8と一点差に詰め寄った。
多分そこでモンテネグロはまだ試合は終わった訳では無いと感じただろう。
但し、それでもモンテネグロは確りと仕事をし、パスコビッチが10点目を挙げて
10-8とした時はこれで日本を突き放せると思っただろう。
そこでモンテネグロのプレーの質はがくっと落ち、その時日本は血の匂いを嗅いだ筈だ。
市川がパワープレーで得点し、続いて試合時間残り1:51に竹井が同点打
(彼のこの試合4点目の得点)をゴールに叩き込んだ。
日本は更に残り17秒でパワープレーのチャンスを掴みモンテネグロを突き放そうとしたが、
この得点機をミスし、試合は今大会初めてのペナルティ・シュートアウトに突入した。
スポーツの裁判は日本を遇した。
共に5本のシュートを決めた後の第二ラウンドで、モンテネグロがシュートを外した後、
日本が確りと決めて、日本水球史上最大の勝利を手中にした。
ランコ・ペロビッチ(モンテネグロ監督)談:
今日の出来栄えは散々だった。
我々の集中度は低く、多分私の選手達は試合前から勝ったと感じていたのではないかと思う。
これは我々にとって大きなショックであり、これが我々の目を覚ましてくれる事を期待する。
大本洋嗣(日本監督)談:
正直言ってモンテネグロに勝てるとは思っていなかった。自分達が想定した夢にも入っていなかった。
しかし私は試合直前に選手達に重要なメッセージを伝えた。
「我々は日本という国を代表してここに来ているのであり、相手が誰であれ、
最後の1秒迄戦い続けなければならない」と。
従い5-8とリードされた時も誰も諦めなかった。
モンテネグロには逆転されたが彼らが疲れていたのが分かり、
選手達には泳ぎ続けろ、動き続けろ、止まるなと指示した。
これが結果をもたらしたと思う。次のアメリカ戦もハンガリー戦も簡単ではない。
モンテネグロは多分日本のプレーを事前に分析していなかったかも知れないが、
アメリカとハンガリーは今日の我々を見たので対策を立てて来るだろう。
志賀光明(日本選手):
自分達が立てたゲームプラン通りに事を運べれば良い試合が出来ると思っていた。
それがその通りに出来た。
試合中盤でリードされた時も相手が疲れているのが分かったので我々は泳ぎ続け、
それが結果をもたらしたと思う。
●Water Polo World記事(6月12日の日本対アメリカ戦について):
6月12日の初戦は日本とアメリカの極めて僅差な試合となり、第四ピリオドの出来栄えが良く、
試合残り46秒で1点差を付けたアメリカに勝利の女神が微笑み、13-12で接戦を制した。
アメリカは終盤疲れが見えた日本を突き放し、勝ち点5を獲得してグループAの首位を確保した。
同じくAグループで第一日目に共に予想外の敗戦を喫したモンテネグロとハンガリーの対戦は
モンテネグロがリードを続けたがハンガリーが終盤に追い付き10-10の同点、
ペナルティ・シュートアウトの結果、ハンガリーが18-17で勝利した。
2013/6/12

今日のアメリカ戦は第三ピリオド迄1点リードを保ったものの、
日本のセンターバック2名の3ファウルエクスクルージョンもあって
防御力が低下した処をアメリカに突かれ、惜しくも12-13で惜敗しました。
日本は今日も序盤から豊富な運動量で相手退水を誘発すると共に立て続けの速攻が決まって
第一ピリオド終了時に4-3でリード。
第二ピリオドに入ってアメリカはセンタープレーで日本の退水を誘発してパワープレーで加点、
一方日本は素早い動きで相手の退水を誘発してからのパワープレー、
及び速攻から加点し、夫々3点ずつ得点して7-6と日本リードでハーフタイム。
しかし第二ピリオドでセンターバックであり、且つ速攻の要である大川が
3パーソナルファウルのゲームエクスクルージョンとなる。
第三者ピリオドに入っても両チーム共自分の持ち味を活かして3点ずつを加点し、
10-9と日本のリードで最終ピリオドへ。
第四ピリオドでは少し疲れが見えた日本に対して
アメリカはセンタープレーからの相手ペナルティーファウルを誘発、
又、センタープレーで加点して遂にこの試合初めてアメリカがリード。
日本も速攻後のセットプレーでの丁寧なボール回しで相手センターバックの退水を誘発して得点し、
遂に同点に追い付く。
しかし、日本の攻撃時のこぼれ球をスチールしての速攻で再び逆転。
日本もこの後相手退水を誘発して二回目のタイムアウトを取って同点を狙うが
シュートがを決める事は出来なかった。
敗けはしたものの、日本のスピードある攻防には各方面から驚きと称賛の声が上がった。
明日はハンガリーと対戦し、予選ラウンドの順位が決まります。
アメリカは昨日ハンガリーにPT戦で勝利しています。
|
1P |
2P |
3P |
4P |
Total |
日本 |
4 |
3 |
3 |
2 |
12 |
アメリカ |
3 |
3 |
3 |
4 |
13 |
得点者:志賀5、竹井3、志水1、大川1、筈井1、荒井1
2013/6/11

今日から開催された水球男子ワールドリーグ・スーパーファイナル初戦の対モンテネグロ戦で
日本は4ピリオドで10-10の同点となり、PT戦で6-5で勝利し、
16-15でロンドンオリンピック4位のモンテネグロを下しました。
ワールドリーグ規定上、日本に勝ち点2、モンテネグロに勝ち点1が付きます。
日本は序盤豊富な運動量で相手退水を誘発し、ペナルティー・スローで先制した後も、
志水、市川、竹井のい動きの中からのセンターショットが決まり、第一ピリオドで5-2とリード。
第二ピリオドではモンテネグロのパワーに押されてハーフタイムで5-5の同点に追い付かれる。
第三ピリオドで5-8とリードを許したものの、
疲れの見え始めたモンテネグロに対して積極的に動いて相手の退水を誘発、
後半の得点は相手退水時のパワープレーで2点、
ペナルティー・スロー1点、大川の速攻からのミドルシュートが2点の猛攻で追い付き、
レギュラータイム終了直前の相手退水時にタイムアウトを取ってパワープレーを仕掛けたが
得点出来ず、大会規約によりペナルティー・スロー戦へ。
お互いが5人とも決めて第二ラウンドに入り、相手のシュートを棚村がブロックし、
その後のシュートを志水が決めてゲームセット。日本が歴史的な一勝を挙げた。
|
1P |
2P |
3P |
4P |
PT |
Total |
日本 |
5 |
0 |
2 |
3 |
6 |
16 |
モンテネグロ |
2 |
3 |
4 |
1 |
5 |
15 |
得点者:竹井4+PT1、志水1+PT2、市川2、角野1、大川2+PT1、荒井PT1、筈井PT1
明日はアメリカとの対戦です!!!この勢いで頑張れ、ポセイドンジャパン!!!
2013/6/10
チェリャビンスクに到着して2日目、6月10日は午前、午後の二回練習を行いました。
大会事務局に依頼した効果もあり、午前の練習は大会会場で行う事が出来ました。
日本チームだけでフィールド全面を使えた為、試合形式の練習を2ピリオド行いました。
写真はその試合形式練習のシーンと、ピリオド間に大本監督から戦術指示を受けているところです。

10日は深夜に到着するブラジルを除く各チームが到着しました。
アメリカチームはロサンゼルス→ヒューストン→フランクフルト→エカテリンブルグとフライトを乗り継ぎ、
そこから陸路200kmをバスで来たと疲労の色を隠せない状況でした。
今般新たにアメリカ代表監督に就任した前セルビア代表監督のウドビチッチ氏が
初めて指揮を執る事になります。
ハンガリー代表はオリンピックに4回出場し、シドニー、アテネ、北京と三回連続で金メダリストとなった
ティボール・ベネディク氏が今回代表監督に就任して指揮を執ります。
夜にはテクニカルミーティングとレフェリーミーティングが開催され、いよいよ11日から大会開始です。
大会初日11日は日本時間の18:45からロンドンオリンピック4位のモンテネグロとの対戦です。
10日の練習風景を見て同国役員と話した処では、世界一のセンター・フォワードと言われたズロコビッチ、
右サイドのスペシャリストだったゴイコビッチ、そしてベテランGKのシェフィックが引退し、
一方でエース格のヤノビッチ兄弟(ウイング)、イボビッチ(センターバック)、ヨキッチ(センターバック)は
今回参加しておらず、若手中心のチームとなっています。
ヤノビッチ兄弟、イボビッチ、ヨキッチをバルセロナ世界世界選手権に召集するのか、
今回の若手中心メンバーで臨むのかは本大会を見て決める模様です。
若手と言っても長く代表を務めているブルグリアン、パスコビッチ、ペトロビッチ等が名を連ねている
世界トップのチームである事には変わりありません。
ポセイドンジャパンとしては序盤から豊富な運動量で体格差をカバーすべく、
大本監督からも動きを止めない様にとの指示がありました。
2013/6/9
2013年6月8日に成田を出発、10時間のフライトでモスクワに到着し、
モスクワ空港で7時間のトランジット。
ゆっくり休む場所もなく、空港で摂れる食事も限られています。
深夜1時のフライトでモスクワを出発し、再び東に戻ること2時間半で
目的地チェリャビンスクに到着しました。
モスクワは日本マイナス5時間の時差がありますが、
チェリャビンスクは日本マイナス3時間の時差です。
同じフライトには今大会の中立審判が2名とFINA役員が1名乗っており、
空港では大会スタッフが出迎えてくれました。
チェリャビンスクという都市はソ連時代から鉄鋼産業等の重工業が盛んで、
シベリア鉄道の起点としても有名です。
加えて今年2月には隕石がチェリャビンスク州に落下した事でも有名になりました。
ホテルの施設は申し分なく、近年のロシアの景気の良さが窺われます。
選手は昼過ぎ迄休息を取り、夕方に練習会場に向かいました。
練習会場は市内の50mプールです。
長旅で固まった身体をほぐし、時差を取る為に大本監督の指示でしっかりとスイムを行い、
その後パスとシュート練習をして練習を終えました。
6月10日の午前中は会場プール、午後は練習会場での練習です。
明日からの大会に備えてしっかりと準備をして臨みたいと思います。

|
アジア・オセアニアラウンド対戦スケジュール |
 |
5/9よりアジアオセアニアラウンド開幕です。
対戦スケジュールは以下の通りです。(時間は現地時刻・日本は約-3時間)
試合結果などはワールドリーグNewsでアップしていきますのでCheckしてください。 日本から選手達への熱いエールをお願いします!!!
■5月9日
17:30 |
男子 日本vs中国 |
19:00 |
女子 中国vsオーストラリア |
20:30 |
女子 ニュージーランドvs日本 |
■5月10日
17:30 |
女子 オーストラリアvs日本 |
19:00 |
女子 ニュージーランドvs中国 |
20:30 |
男子 ニュージーランドvs日本 |
■5月11日
17:30 |
女子 日本vs中国 |
19:00 |
女子 ニュージーランドvsオーストラリア |
20:30 |
男子 ニュージーランドvs中国 |
■5月12日
17:30 |
男子 日本vs中国 |
19:00 |
女子 中国vsオーストラリア |
20:30 |
女子 ニュージーランドvs日本 |
■5月13日
17:30 |
女子 オーストラリアvs日本 |
19:00 |
女子 ニュージーランドvs中国 |
20:30 |
男子 ニュージーランドvs日本 |
■5月14日
17:30 |
女子 日本vs中国 |
19:00 |
女子 ニュージーランドvsオーストラリア |
20:30 |
男子 ニュージーランドvs中国 |
|
男子メンバー紹介 |
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ポジション |
氏名 |
所属 |
GK |
棚村 克行 |
ブルボンウォーターポロクラブ柏崎/岐阜県体育協会 |
GK |
加藤 廉也 |
早稲田大学 |
FP |
筈井 翔太 |
ブルボンウォーターポロクラブ柏崎/(株)ナチュラルメディカル |
CF |
志水 祐介 |
ブルボンウォーターポロクラブ柏崎 |
FP |
保田 賢也 |
ブルボンウォーターポロクラブ柏崎 |
FP |
大川 慶悟 |
全日体大/日本体育大学助手 |
FP |
竹井 昂司 |
全日体大/タラッサ(スペイン) |
FP |
角野 友紀 |
全日体大/(株)オフィス921 |
FP |
逸見 優太 |
日本体育大学 |
FP |
志賀 光明 |
日本体育大学 |
FP |
江崎 大地 |
ブルボンウォーターポロクラブ柏崎 |
FP |
市川 雅浩 |
筑波大学 |
FP |
荒井 陸 |
日本体育大学 |
FP |
下園 将士 |
ブルボンウォーターポロクラブ柏崎/(株)ブルボン |
ヘッドコーチ:大本 洋嗣 コーチ:鳥海 崇 トレーナー:大里 洋志
帯同審判員:牧田 和彦
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女子メンバー紹介 |
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ポジション |
氏名 |
所属 |
GK |
三浦 里佳子 |
日体クラブ/白鵬女子高等学校 |
FP |
中野 由美 |
全藤村女子高校/都立桜町高等学校 |
FP |
曲山 紫乃 |
日体クラブ/SV Bayer Uerdingen |
FP |
小川 沙希 |
日体クラブ/日本体育大学大学院 |
CF |
菅野 優美 |
全藤村女子高校 |
FP |
中田 萌 |
日本体育大学 |
FP |
柿市 衣里奈 |
日本体育大学 |
FP |
田中 綾帆 |
日本体育大学 |
FP |
高橋 綾佳 |
日本体育大学 |
FP |
固城 侑美 |
早稲田大学 |
FP |
杉山 緑 |
東京女子体育大学 |
FP |
橋本 みのり |
東京女子体育大学 |
FP |
橋口 明希 |
東京女子体育大学 |
GK |
青木 美友 |
東京女子体育大学 |
ヘッドコーチ:藤原 秀規
コーチ:大井 恵滋
トレーナー:上岡 尚代
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ワールドリーグアジア・オセアニアラウンドNews |
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ここではワールドリーグスーパーファイナル出場を目指し、日々戦っている水球日本代表の
最新ニュースを紹介します。
■2013/5/14
■2013/5/13
■2013/5/12
■2013/5/11
■2013/5/10
■2013/5/9 Vol.2
■2013/5/9 Vol.1
■2013/5/6
■2013/5/5
■2013/5/4
■2013/5/3
■2013/5/2
■2013/5/1
2013/5/14
大会最終日、女子最終戦、対中国戦の結果です。
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1P |
2P |
3P |
4P |
Total |
CHN |
3 |
5 |
2 |
2 |
12 |
JPN |
2 |
2 |
3 |
4 |
11 |
得点者:田中1、小川2、中野4、柿市1、橋本1、固城2
最終戦中国との一戦。相手センターを攻略したく試合が開始されたが、
相手持ち前のパスワークからボールコントロールされ、
そのセンターからの失点が防げず前半終了。
しかし後半、日本もさらに早いアタックからのカウンターと退水により徐々に追い上げを図った。
残り13秒小川のゴールで1点差までつめよったが、残り時間中国のストーリングで逃げられ終了。
中国選手メンバーはロンドン五輪時とほとんど変わらない構成での本試合は
日本女子チームにとって2014アジア大会メダル獲得へ向けた大きな一歩となった。
ワールドリーグアジアオセアニアラウンド最終結果は以下の通りです。
男子
順位 |
国 |
勝ち点 |
1位 |
中国 |
9 |
2位 |
日本 |
6 |
3位 |
ニュージーランド |
0 |
女子
順位 |
国 |
勝ち点 |
1位 |
オーストラリア |
17 |
2位 |
中国 |
16 |
3位 |
ニュージーランド |
5 |
4位 |
日本 |
1 |
この結果より、男子は6月に行われる、2013年ワールドリーグスーパーファイナルへの
出場が決定しました。
皆様からの熱いメッセージ、ご声援どうもありがとうございました。
2013/5/13
大会5日目の結果です。
男子最終戦・対ニュージーランド戦
|
1P |
2P |
3P |
4P |
Total |
JPN |
3 |
4 |
5 |
4 |
16 |
NZL |
0 |
2 |
1 |
3 |
6 |
得点者:保田4、志賀3、竹井3、大川2、荒井1、逸見1、角野1、江崎1
スーパーファイナル進出をかけた対戦。
前回は17-12と荒れた展開であった。
日本は試合序盤、速攻から先取点を挙げるが、シュートはNZLに多く勢いがある。
その勢いを止めるように保田のアーリーオフェンスからののシュートが決まり、
ようやく日本ペースとなる。
後半、NZLはプレスディフェンスに業を煮やし、パスが雑になった。
終盤大きく引き離し、スーパーファイナルの出場権を得た。
続いて女子対オーストラリア戦
|
1P |
2P |
3P |
4P |
Total |
AUS |
3 |
4 |
3 |
2 |
12 |
JPN |
1 |
2 |
0 |
2 |
5 |
得点者:曲山1、中野2、柿市1、固城1
開始早々、セットで失点のち次第に立ち直るが、安易なミスをつかれ失点を重ねた。
OFではカウンターで曲山・柿市が得点。
スクリーンからのドライブで退水を誘発するが、得点できずに前半終了。
後半DFが非常に機能し、セットでの失点は抑えたが、カウンターによる失点を重ね終了した。
ロンドン五輪銅メダルの対AUS戦では、過去最高得点することが出来た。
男子は最終戦を終え、スーパーファイナル進出を決めました。
女子は明日最終戦となる中国戦が現地時間17:30よりスタートです。
最後の戦い、熱戦を期待します!!頑張れ!!ポセイドンジャパン!!!
2013/5/12
大会4日目・第2ラウンド初戦の結果です。
男子対中国戦
|
1P |
2P |
3P |
4P |
Total |
JPN |
2 |
1 |
1 |
1 |
5 |
CHN |
1 |
4 |
1 |
0 |
6 |
得点者:竹井2、大川2、志賀1
試合開始早々、退水ゾーンで先取点を挙げ、幸先の良いスタートを切った。
その後、両チームとも慎重な試合運びが続く。
第2ピリオドに退水・ペナルティが決まって4点奪われ逆転を許す。
日本は終始攻め、シュート26本、EXも14個奪うが、リードすることなく、試合終了となった。
女子対ニュージーランド戦
|
1P |
2P |
3P |
4P |
Total |
NZL |
3 |
5 |
2 |
3 |
13 |
JPN |
2 |
2 |
1 |
3 |
8 |
得点者:中野4、柿市2、固城2
立ち上がり、1戦目で機能したDFがふるわず、セットでの失点が量んだ。
攻撃においてもタイミングがかみ合わずに点がとれず後半に突入。
日本は退水の攻撃で差を縮めたかったが届かず敗戦。
明日は男子は現地時間20:30より最終戦の対ニュージーランド戦、
女子は現地時間17:30より対オーストラリア戦です。
2013/5/11
大会3日目の結果です。
女子対中国戦
|
1P |
2P |
3P |
4P |
Total |
CHN |
3 |
3 |
3 |
4 |
13 |
JPN |
2 |
2 |
1 |
1 |
6 |
得点者:曲山1、中野3、柿市1、橋口1
第1ラウンド最終3戦目中国戦、
看板強力センターから合計10本のシュートを打たれたが
三浦の好セーブでしのぎ、粘り強くドライブ重視の攻撃を試みたが
後半タイミングが合わず逆にカウンターで失点を重ね3敗目。
課題を修復して第2ラウンドに進みたい。
明日からは第2ラウンドが始まります。
現地時間17:30より男子対中国戦、
20:30より女子対ニュージーランド戦です。
2013/5/10
大会2日目の結果です。
男子対ニュージーランド戦
|
1P |
2P |
3P |
4P |
Total |
JPN |
4 |
3 |
5 |
5 |
17 |
NZL |
1 |
3 |
3 |
5 |
12 |
得点者:荒井3、志賀3、筈井1、竹井3、保田3、志水2、大川2
開始早々日本が速攻、退水ゾーンなどで得点を重ね、
1ピリオドは4対1とリードする。
しかし体格に勝るニュージーランドもセンターの得点や退水ダッシュで得点差は広がらない。
第3ピリオド、志賀の速攻などの3得点で得点差を広げた。
キャプテン志水も2得点、6回の退水奪取の活躍で勝利した。
続いて女子対オーストラリア戦
|
1P |
2P |
3P |
4P |
Total |
AUS |
2 |
3 |
2 |
3 |
10 |
JPN |
1 |
0 |
0 |
1 |
2 |
得点者:中田1、曲山1
序盤からセットDFがよく機能し相手センターを攻略。
日本もドライブやセンターから退水を誘発しチャンスを作るがゴールが遠く
計2点に終わり2敗目を喫した。
明日は第一ラウンド最終戦、アジア同大陸の中国戦。
2013/5/9 Vol.2
女子初戦・ニュージーランド戦の試合結果及び総評です。
|
1P |
2P |
3P |
4P |
PS |
Total |
NZL |
1 |
4 |
2 |
1 |
4 |
12 |
JPN |
3 |
2 |
1 |
2 |
3 |
11 |
得点者:中田1、中野3、柿市2、固城2
PS戦:杉山1、中野1、固城1、三浦2セーブ
前半セットDFに集中することが出来、相手センターをよくしのいだが、
4P1点リード残り24秒でOFミスから失点し、同点でPS戦へ。
5人目で同点でVゴールになり、日本が6人目をはずし、相手が決めて惜敗。
男女共に一敗を喫しましたが、明日以降の健闘を期待しましょう。
大会2日目の明日は、17:30より女子対オーストラリア戦、
20:30より男子対ニュージーランド戦です。
2013/5/9 Vol.1
本日より開幕です。
ポセイドンジャパン男子初戦、現地時間17:30より中国戦が行われました。
試合結果及び総評は以下の通りです。
|
1P |
2P |
3P |
4P |
Total |
JPN |
3 |
2 |
0 |
0 |
5 |
CHN |
2 |
2 |
2 |
1 |
7 |
得点者:筈井3、竹井1、志水1
ワールドリーグ・アジア=オセアニアラウンド初日を迎えた。
オープニングゲームは男子日本対中国。
日本は昨年1stラウンドで勝利した。
しかし中国は7月のバルセロナ世界選手権の切符を手にしており、
並々ならぬ気迫でのゲーム開始となった。
序盤日本のテンポの良いボール運びから退水を奪取。2点奪う。
しかし中国もセンターを中心の攻撃で、30秒間一杯を使った個人攻撃で得点する。
前半は互いに退水ゾーンの攻撃で得点を重ね、5−4の日本リードで折り返す。
後半に入り,試合が徐々に荒れるなか、GK棚村の好セービングで持ちこたえる。
しかし中国も退水ゾーンを確実に決め、逆転された。
そのまま互いにシュートが決まらず、1点ビハインドの退水の攻めで、
2回のタイムアウトを使うが決めきれなかったのは大きな反省である。
そのままタイムアップとなり、悔しい敗戦となった。
若い荒井選手市川選手の活躍が見られたことは大きな収穫である。
男子ポセイドンジャパン初戦は黒星となりました。
5/12には再び中国と対戦します。
明日はニュージーランドとの対戦。
巻き返しを図り、スーパーファイナルへの切符を手に入れて欲しいものです。
本日の最終戦は、女子、日本vsニュージーランド戦。
試合結果は追ってアップいたします。
2013/5/6
いよいよ豪州合宿最終日となった。
ここまで、豪州の選手と練習試合やテストマッチを重ね、充実した合宿となっている。
今日の午前中はKnox Grammre Hischoolで、ウエイトトレーニングや
大里トレーナーによるコンディショニングを含めた補強、
スイムやポロのパート練習・退水ゾーンなどに取り組んだ。
パートの練習では、センターのポジション取り、退水ゾーンのパス回し、
クロスの確認など、選手それぞれが問題意識を持って練習に励んだ。
このプールでは1週間お世話になり、時間帯やスペースも含め、
ゆとりを持って取り組む事が出来た。配慮頂いたことに感謝したい。
午後はCRONULLAと再戦した。少数ではあるが、観客もおられた。
試合では特に、セットディフェンス確認や、退水の攻防、
試合に向けた試合運びの丁寧さが大本監督から求められた。
移動に2時間を要し、水温・気温もあがらない環境に出だしは速攻は出るものの
得点には至らなかった。
しかし、毎回のように繰り出す速攻に、徐々に相手陣地に押し込む場面が増え、
最終的には下記のような結果となった。
|
1P |
2P |
3P |
4P |
Total |
CRONULLA |
0 |
2 |
2 |
4 |
8 |
JAPAN |
4 |
4 |
4 |
4 |
16 |
得点者:竹井5、角野4、志賀2、市川2、保田1、大川1、荒井1
いよいよ明日はワールドリーグアジア・オセアニアラウンドの試合会場となる
ニュージーランド・オークランドに移動する。
最後の調整をして、初戦の中国戦の結果に期待する。
(文責:公益財団法人日本水泳連盟水球委員会・南隆尚)

2013/5/5
豪州合宿もあと3日を残すのみとなった。
昨日までの質の高かったスイムトレーニングも少しずつ調整を始めるように
量的には軽めでスピードを重視したメニューに変えた。
コンディショニングを兼ねて、大里トレーナーにストレッチやPMFトレーニングの指導も頂いた。
昨日に引き続き、豪州連合チームとの対戦。
互いにメンバーの特徴や戦略も分かってきた。
特に日本では対戦できないような大型選手との試合は、若いプレイヤー達には
良い経験になっている。今日の練習試合の結果は以下の通りである。
|
1P |
2P |
3P |
4P |
Total |
AUS連合 |
2 |
3 |
2 |
3 |
10 |
JAPAN |
2 |
2 |
5 |
1 |
10 |
得点者:志賀3、竹井2、筈井2、逸見1、角野1、保田1
午後にはRyde Aquatic Lesore Centreで行われている最終日の豪州選手権観戦に出かけ
女子決勝と男子決勝をそれぞれ観戦した。
改めて豪州選手の身体の大きさには感心した。
ただ、内容としては得点差が生じたせいもあり、やや大味な試合展開となった。
選手には改めて小粒な日本人がいかにピリリと辛いプレイをするか考えるきっかけになったと
思います。(文責:公益財団法人日本水泳連盟水球委員会・南隆尚)
2013/5/4
豪州合宿4日目。豪州到着後初の週末となり、街では買い物や
オーストラリアン・ルールズ・フットボール(オージーフットボール)が行われている。
本番に向けた具体的な問題点を確認しながら、
特にセットのディフェンス・退水ゾーンのディフェンスに主点をおき、練習を行った。
今日の練習試合の相手は、豪州各チームの連合のようで
選手9名とコーチ4名CHRIS WYBROW、PAUL OBERMAN、ELVIS FATOVIC、
MARK McNAMARAが駆けつけてくれた。
電光掲示も使用して、正味8分4ピリオド
(退水の際は、ゴールが決まったら3回まで繰り返しゾーン練習を行う)を行うことが出来た。
結果は以下の通りである。
|
1P |
2P |
3P |
4P |
Total |
AUS連合 |
0 |
5 |
3 |
2 |
10 |
JAPAN |
4 |
1 |
2 |
3 |
10 |
得点者:志賀4、逸見2、筈井3、竹井1
セットのディフェンス、退水ゾーンのディフェンス確認、出場選手の組合せなど
バリエーションを試しながらゲームを行った。
豪州連合もコーチが指揮をとっており、かなり真剣に取り組んでいる。
感謝したい。
明日から豪州遠征も後半に入り、体調・気力とも万全の準備を進めたい。
(文責:公益財団法人日本水泳連盟水球委員会・南隆尚)
2013/5/3
豪州合宿3日目。大本監督が合流した。
練習は昨日と同じKnox Grammer School Aquatic Centreでウエイトトレーニングと
スイム・ポロの基礎練習と、豪州クラブチームの選手6名の参加協力を得て
ゲーム形式の練習を行った。
ゾーンディフェンスについても監督から説明があった。
大本監督が合流し、スイム練習など改めて試合に取り組む姿勢が感じられた。
日本を出て3日目。こちらでの生活パターンも定まってきた。午後はオフとなった。
(文責:公益財団法人日本水泳連盟水球委員会・南隆尚)
2013/5/2
豪州遠征2日目。午前は、昨日と同じKnox Grammer School Aquatic Centreで
ウエイトトレーニングとスイム・ポロを行った。昨日よりハードにして、約2600mを泳いだ。
パス・シュートの後、合宿からの課題であったゾーンディフェンスの確認を行った。
午後はSutherlandにあるCRONULLAというクラブチームとテストマッチを実施。
移動はシドニー市街を縦断するため、再び渋滞に捕まり、移動に2時間を費やした。
会場は屋外プールで肌寒く、地面から熱が奪われていくような冷たさ。
こちらが秋であることを再確認する。
相手チームは現在行われている豪州選手権にも出ているチームである。
気温も考え、プレスディフェンスを敢行した。試合結果は以下の通りである。
|
1P |
2P |
3P |
4P |
Total |
CRONULLA |
1 |
3 |
3 |
3 |
10 |
JAPAN |
7 |
5 |
4 |
3 |
19 |
得点者:志賀4、竹井4、下園3、江崎2、市川2、筈井1、角野1、逸見1、荒井1
昨日の夕食を失敗を教訓に、近くのレストランを紹介頂き、
夕食をとってから帰路についた。
選手は久しぶりのしっかりした食事に少し元気が取り戻せたようである。
(文責:公益財団法人日本水泳連盟水球委員会・南隆尚)

2013/5/1
シドニー空港に早朝6:30到着し、オーストラリア水泳連盟が手配下さったレンタカー2台に分乗し
一路Waitaraに向かった。シドニー市街の渋滞を縫うように北上し、30km余りの道のりを
2時間かけて移動した。午前中には宿泊地に到着。
昼食を素早く済ませ、練習会場のKnox Grammer School Aquatic Centreに移動、
室内の50mプールと幼児用プールが学校に併設されている。
中はスタンドを備えた50m×8コース、水深2mの立派な施設である。
オーストラリアのクラブチームの選手2名が出迎えてくれた。
我々も旅の疲れを取るように、45分ほどのスイムの後、パス・シュートを彼らと共に行い、
時間いっぱい使用させていただいた。
練習を終え、宿泊先のWaitara Apertmentに戻った。
その名の通りアパートで、日本で言うウィークリーマンションタイプの宿泊施設。
部屋は広く、キッチンが備え付けられている。選手には好評のようである。
こちらの水曜日は商店街の戸締りは早く、17:30には閉店となる。
危うく夕食を摂り損ねるところであった。
シドニー初日は慌しい1日となった。
(文責:公益財団法人日本水泳連盟水球委員会・南隆尚)

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